問3
個人情報の保護に関する法律(以下、本問において「個人情報保護法」という。)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1 個人情報保護法が適用される個人情報とは、広く個人一般に関する情報であって、当該情報により特定の個人を識別することができるものをいう。
2 個人情報保護法は、個人情報を取り扱うすべての事業者に対し、個人情報保護法で定める義務を課している。
3 個人情報取扱事業者は、あらかじめ本人の同意を得ずに、個人情報を第三者に提供することができない。
4 指定流通機構(レインズ)にアクセスできる業者は、自ら作成した個人情報データベースを保有していなくても、個人情報保護法による個人情報取扱事業者である。
解答・解説
解答 4
解説
1 ×(不適切)
個人情報保護法が適用される個人情報とは、生存する個人に関する情報です。「広く個人一般に関する情報」には死亡した個人の情報も含まれるため個人情報とは言えません。
2 ×(不適切)
個人情報保護法が定める「個人情報取扱事業者」に該当する場合に同法で定める義務を課すとされています。「個人情報を取り扱うすべての事業者」という部分が不適切です。
3 ×(不適切)
個人情報取扱事業者は、あらかじめ本人の同意を得ずに「個人データ」を第三者に提供してはなりません。「個人情報」という部分が不適切です。
4 〇(適切)
個人情報取扱事業者とは、「個人情報データベース等」を事業の用に供している者をいいます。指定流通機構(レインズ)は「個人情報データベース等」に該当するため、レインズにアクセスできる業者は個人情報取扱事業者に該当します。

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