問12
借主の募集を行うための事前準備に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1 部屋を案内する際、図面、メモ用紙やペン、メジャー、スリッパ等を用意しておくのは、良いアイデアだが、家具までを用意するのは適切ではない。
2 借主の多くは、不動産業者経由又はインターネット経由で物件情報の収集を行っているから、インターネットは募集媒体として重要視するべきである。
3 前の借主が設置した設備を附帯設備として新しい借主に貸す場合、貸主は、当該設備が故障してもその修理費を負担しなくてよいから、事前にその状態を確認する必要はない。
4 借主の募集を管理業者が自ら行う場合と宅地建物取引業者に依頼する場合とでは、前者の方が管理業者の売上げを確保できるから、前者の方法によるべきである。
解答・解説
解答 2
解説
1 ×(不適切)
家具を用意することによって、実際に住んだときのイメージがしやすくなります。よって適切ではないとは言えません。
2 ○(適切)
本肢のとおり
3 ×(不適切)
付帯設備の故障や不具合は退出時において多く見られるトラブルのひとつです。各種付帯設備の有無、故障・不具合の確認は、入居者募集の事前準備における重要な課題であると言えます。
4 ×(不適切)
管理業者が借主の募集を行うには、宅地建物取引業の免許を受けなければなりません。管理業者が宅地建物取引業者でない限り、借主の募集を依頼しなければなりません。

平成28年度 過去問一覧
問6 借主に対する管理事務終了時の通知、管理事務の報告、登録制度における誇大広告の禁止、帳簿の作成・保存
問7 賃貸住宅管理業者登録制度の登録(登録拒否事由、有効期間等)
問8 賃貸借契約に基づかない金銭受領の通知、基幹事務の一括再委託の禁止、業務等状況報告書の閲覧、従業者証明書
問13 建物賃貸借の特定期建物賃貸借約の有効性(借地借家法)
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