問25
借主の居住ルール及び苦情処理に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1 借主から管理業者に対し、クレームやトラブルが発生したとの電話連絡があった場合には、電話で状況を聞くことよりも、まずは現場へ駆けつけることを優先すべきである。
2 管理業務で生じるクレームやトラブルの内容やその対応方法は数多く存在するので、会社である管理業者が、過去の相談事例等を蓄積した社内マニュアルを作成して社内で情報を共有することは重要ではない。
3 分譲マンションの一住戸の賃貸管理を受託する場合、管理業者は借主に当該マンションの共用部分に関する管理規約の内容を提示する必要はない。
4 入居者同士のトラブルの相談を受けた場合には、一方の言い分を鵜呑みにするのではなく、関係者の話をそれぞれよく聞き、公平な立場で処理に当たることが重要である。
解答・解説
解答 4
解説
1 ×(不適切)
クレームやトラブルが発生したとの電話連絡があった場合には、電話で状況を聞きだすことが重要です。借主による簡単な処置で解決することもあります。
2 ×(不適切)
過去の相談事例等を蓄積した社内マニュアルを作成して社内で情報を共有することは重要です。
3 ×(不適切)
管理業者は借主にマンションの共用部分に関する管理規約の内容を提示する必要があります。
4 ○(適切)
本肢のとおり

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平成28年度 過去問一覧
問6 借主に対する管理事務終了時の通知、管理事務の報告、登録制度における誇大広告の禁止、帳簿の作成・保存
問7 賃貸住宅管理業者登録制度の登録(登録拒否事由、有効期間等)
問8 賃貸借契約に基づかない金銭受領の通知、基幹事務の一括再委託の禁止、業務等状況報告書の閲覧、従業者証明書
問13 建物賃貸借の特定期建物賃貸借約の有効性(借地借家法)
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